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topics 2015.08.26

C型肝炎薬 アジア展開

 

米ギリアド・サイエンシズがC型肝炎治療薬「ソバルディ」でアジアに攻勢をかける。
日本では3月に承認を受けたほか、韓国や台湾などでも承認を申請中。ギリアドは米国でのソバルディなどのヒットで売り上げを急速に拡大。
2014年通期の売上高で業界上位10位以内につけ「メジャー入り」を果たした。アジア事業の強化でさらなる成長を目指す。

ソバルディ(一般名ソホスブビル)は13年に米国で承認を受け、発売から1年で年間100億ドルを売り上げた超大型薬。
日本で同社が進めた治験によれば、12週間投薬を受けた患者の96%が治癒した。
一方で米国では「1錠あたり10万円」という高価格でも話題となり、議員や従業員向けに保険を提供する企業などから負担の重さを批判する声も出ている。

同薬の日本での承認は「2型」と呼ばれるC型慢性肝炎患者が対象。
日本では患者の2~3割に当たるという。
これまで「2型」の治療薬に経口薬はなく、インターフェロン注射剤と他の薬を組み合わせた治療が主流だった。
新薬のソバルディは錠剤で飲みやすい上、インターフェロンに比べ副作用が軽減される利点があるという。

グローバル事業部門トップのポール・カーター執行副社長は「日本のC型肝炎患者の平均年齢は60代と高齢者が多いことが特徴。持病があり、他の医薬品を服用している場合も多い」と分析。
ソバルディは「他の薬との併用による安全性が高く、日本の患者のニーズに合う」と需要取り組みに自信を見せ、「日本は米国外で最大市場にもなり得る」と期待を示した。

ソバルディは香港、シンガポールで承認を取得。台湾、韓国で承認を申請中だ。
カーター氏は「今後、売り上げにアジア地域が占める割合は急速に高まる」と語った。

同社は中国でも承認取得に向けた手続きを始めた。
中国は経済的には発展している一方、C型肝炎患者の多くが貧困層という。
できるだけ多くの患者が治療薬にアクセスできるように、政府がギリアドから医薬品を購入し、治療プログラムを通して患者に届ける枠組みを導入できないか政府と交渉しているという。

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